一升餅は、お米一升(約1.8㎏)分の大きなお餅で1歳のお誕生日を祝う伝統行事のひとつ。お餅は古くから神様に捧げる神聖な食べ物とされ、1歳の節目をお祝いすると同時に、今後の健やかな成長を神様にお願いする意味合いがあります。「米一升分」というサイズに決まったのは、いわゆる「縁起担ぎ」で、一升を「一生」とかけて「一生、健康に育ちますように」という願いが込められています。一升餅を「一生餅」と書く地方もあったり、「円満な人生を送れるように」と、平べったい丸型のお餅が使われる地方も多くあります。

意味をもたせた品物や、絵が描かれたカードをあかちゃんから少し離して並べ、どれを手に取るかで将来を占います。一升餅のあとで行われるのが一般的。定番の「お金＝財運」「筆＝芸術」「そろばん＝商売」以外にも種類が豊富になっていますが、わが家だけのオリジナルカードを作ってみるのも楽しいですよ♪